私たちは、 シャチなど大型海棲哺乳動物飼育のための
「名古屋港水族館第2期施設計画」
について、

その事実と問題点を広く訴え、計画の中止または変更を求め、
名古屋港水族館を世界に誇れる水族館となるよう議論し提言すること


を目的として、2000年9月16日に設立された非営利の市民団体です。
現在は既に飼育されている、
「ベルーガとバンドウイルカについての監視と提言」
および
「シャチの捕獲中止と飼育計画の変更」

を求め活動をしています。

名古屋港水族館第2期施設計画には多くの問題点があります。
この拡張工事(約205億円)や、動物購入などにかかる費用の大半は、
名古屋市民・愛知県民の税金によって支払われています。
また大型海棲哺乳動物飼育展示の問題点として、
自然環境・野生生物保護運動が世界中で行われ、
飼育下のシャチを解放する試みさえ始まっている流れの中で、
名古屋港水族館の計画は時代錯誤であるとの批判が国内外で高まっています。

自然界から隔絶された狭いコンクリートタンクに入れられたイルカ・クジラ類は、
彼らの第一の特徴である社会性や音(声)などを失ってしまいます。
このような自然ではありえない姿を展示しても、
「教育的施設」としての役割を果たす事はできません。

これらの事実と自然環境・野生動物保護などの広い視野から、
そして市民・県民の立場から、地元名古屋での活動を持続するべく
名古屋港水族館を考えるなかまたちを設立いたしました。



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